計画篇: どんなマシンを組むのか
何はともあれ、どんなマシンが欲しいのか、どんなマシンでなければならないのか、という点によって、パーツ選びのプロセスは大きく変わる。
- 要求…スペックの下限設定。最低でも何が必要か。
- 予算…スペックの上限設定。どこまで高望み可能か。
- 相性…ブランドの取捨選択。使えないブランド・組み合わせ、あるいは将来性など。
細かい話を抜きにすれば、選択基準は概ね以上のように分類できると思われる。これらを個々人の優先順位に従って当てはめていく訳だが、今回の管理者の場合は次のようにパーツの選択肢を狭めていった。
- 相性: CPUとチップセットはIntel系に限定
- オーディオカードを載せる予定である為、これと相性が悪いと言われているVIAのチップセットは選択肢から除外。また、扱いを少しミスればすぐにお釈迦になるAthlonよりPentium系の方が自作初心者としては安心できるような気がした。
- 予算: 総額10万円未満
- 管理者は定収入が無く、貯金を切り崩して作る事となる。余計な金はかけられない。かといってケチり過ぎてしょうもないマシンしか組めないのでは本末転倒なので、現実的な金額を設定した。
- 要求: クロック周波数1GHz以上
- ま、組むならやはり速い方が…。管理者は従来メインでPentiumIII 450MHzのマシンを使っており、最低でもこれの2倍を超えるクロックは欲しいと思った。
まずここまでの方針より、コストパフォーマンス面からCeleron 1.2GHz+Intel 815E系チップセットの組み合わせで作ることが決まった。Celeron 1.2GHzはコアがTualatinに変わると共にL2キャッシュが256KB備わり、それまでのCeleronシリーズというよりはPentiumIIIシリーズとして捉えるべきスペックとなっている。それが1万円台前半で手に入る。チップセットも基本的に枯れた仕様であり、安定性が期待される。メモリは512MBまでしか載らないが、最大限まで載せておけば十分と考えた。ネット上でもこのCPUの評価は概ね良好のようだ。計画に弾みがつく。
続・計画篇: どのパーツを使うのか
次に具体的なパーツの選定に入る。最低限必要なものはケース・マザーボード・CPU・メモリ・ハードディスク・CD-ROMドライブ・フロッピィディスクドライブ・ビデオカード・モニタ・キーボード・マウス(ポインティングデバイス)。音を鳴らしたかったらサウンドカードとスピーカー、インターネットに接続したかったらモデムかネットワークカードが必要だ。構成によってはケーブル類の追加が必要かもしれない。逆にカード類は、その機能がマザーボードに初めから備わっていたら要らなくなる事もある。
今回の管理者の場合は以下の通り。価格.comやeArenaなどを使って同時に価格の予備調査も行った。
- ケース: ATX対応ミドルタワー。PCIバスが4本以上は要りそうなのでMicroATXではダメ、しかしフルタワーでは大き過ぎ。IDEドライブを同時に4台回す予定なので、電源は大きめの方がいい。10,000円以内。
- マザーボード: Intel 815E系 B-Step(Tualatin対応)。サウンド・ビデオ機能がボードに載っているか否かでチップセット名が微妙に異なる。1万円台前半。
- CPU: Celeron 1.2GHz。13,000円前後。
- メモリ: PC133 CL3 合計512MB。Celeron 1.2GHzはFSB100MHzで動作するのでPC100でも構わないのだが、PC133 CL3はPC100 CL2としても使えるという風説を信用。計6,000円前後。
- ハードディスク: 速度も必要だが、SCSIドライブを載せる金は勿論無いのでATA100以上で。容量と価格のバランスを重視。60GBで13,000円前後。
- CD-ROMドライブ: 2台設置したい。
- DVD-ROMドライブ: まぁ、読めれば良い。今時のはみな性能も似たり寄ったり。6〜7,000円。
- CD-Rドライブ: こちらは確かな製品が良い。具体的にはPLEXTORの24倍速。これはもはやブランドといって差し支えない。16,000円台。
- フロッピィディスクドライブ: 古いマシンから外して流用。動かなかったら購入。
- ビデオカード: 高性能なのがいいのは勿論だが、金額にキリがなくなるので、5千円〜1万円台前半に収める。
- モニタ: 以前から使用している17インチモニタを共用するので、今回は購入せず。
- キーボード: 古いマシンから外して流用。動かなかったら購入。
- マウス: 光学マウスを一度使ったらやめられなくなったので、今回も光学で。3,000円前後。
マザーボードは、Celeron 1.2GHzの動作報告などをWebで調べた結果、ABITのST6シリーズかGIGABYTEのGA-6OXETにする事に決定。最終的には価格や在庫状況を見て決める。なお、サウンド機能はオンボードなのでカードは不要、スピーカーは後で追加、ネットワークカードは古いマシンから流用の予定とする。
- 製品ほぼ決定…CPU・マザーボード・CD-Rドライブ
- スペック・予算ほぼ確定…ケース・メモリ・ハードディスク・DVD-ROMドライブ・マウス
- 予算未確定…ビデオカード